![](https://shumoty.com/wp-content/uploads/2023/06/4611e61cce777a4c674fa7e017dc8fc4-1024x576.jpg)
皆さんは北海道宗谷郡猿払村をご存知ですか?
日本最北端の街・稚内から車で50分。
人口2,670人の小さな自治体で、
日本最北の「村」でもあります。
そんな猿払村はとあることで有名です。
それは・・・年収が異様に高い、ということ。
猿払村の平均年収は約813万円!
平均ですよ・・・?
僕なんかより全然多い・・・
この平均年収は日本トップクラスで、
2022年に総務省が発表した資料によると、
全国第6位なんだそう!
そこで疑問が生まれました。
なぜ猿払村がそこまで年収が高いのか?
![](https://shumoty.com/wp-content/uploads/2023/05/shellfish-gde9227d8b_1280-1-1024x682.jpg)
それはホタテ漁が盛んだから。
ホタテと言えばプリプリした見た目に、
濃厚な甘みを感じる人気の貝類で、
寿司屋でも常に人気のメニューであり、
年中を通して需要が高い魚介類です。
今回は寿司ネタでホタテが最も好きな筆者が、
日本一のホタテ水揚げ量を誇る猿払村に潜入!
そこで出会った猿払のホタテは他と違うのか?
そして猿払で感じたことをレポートします。
猿払村とは?
![](https://shumoty.com/wp-content/uploads/2023/05/23159581_m-1024x681.jpg)
そもそも猿払村はどこにあるのか?
宗谷岬で知られる宗谷郡にある自治体で、
人口は2023年現在2,670人。
面積は590k㎡で北海道の村では最も大きく、
主な産業に漁業・農業・酪農があります。
農林水産省の発表によれば、
漁業従事者数は109人とのことですが、
村を走っていると至る所に港や加工施設があり、
漁業全体が盛んであることが伺えます。
天候に関しては、
オホーツク海に面しており、
夏場は30度を超える日もありますが、
冬場はマイナス20度まで下がるほど寒いです。
猿払村への行き方
猿払村へ行くのは難易度高めです。
新千歳空港からは高速を乗り継いで、
片道なんと5時間半!
とんでもなく遠いのです。
ちなみに札幌から行くと7時間かかります。
北海道はでっかいどう、
なんていうキャッチコピーがありましたが、
マジでデカすぎる。
なので猿払のホタテを現地で食べたい!
そんな方は稚内空港から行きましょう。
稚内空港は羽田や新千歳も飛ばしているので、
稚内から車で行くことをお勧めします。
▼猿払村へ行くならレンタカーがオススメ!
![](https://www15.a8.net/0.gif?a8mat=3N3VET+EQH8S2+DRA+355N8H)
■猿払村への行き方はこちら
(遷移先:猿払村役場)
猿払村でホタテを食べる
さるふつまるごと館へ
![](https://shumoty.com/wp-content/uploads/2023/05/IMG_0837-1024x762.jpg)
前日稚内に泊まった我々はホタテを求め、
さるふつまるごと館へ!
ここはお手軽に猿払のホタテを味わえる、
道の駅に隣接した施設です。
お昼少し前に到着し、いざ店内へ!
こぢんまりとした店内ですが、
お土産やお目当てのホタテがいっぱい!
ホタテ好きからしたら最高のスポットです。
![](https://shumoty.com/wp-content/uploads/2023/05/IMG_0830-1024x768.jpg)
こちらが猿払で水揚げされたホタテ丼!
どうですか?ツヤがあり、見た目が完璧!
程よくスライスされたホタテと、
真ん中に鎮座したホタテ。
これでもかと言うほどホタテが乗っており、
彩りのために添えられたイクラが可愛いです。
こちらのふるさと館では、
店内のレジにてメニューを選んで、
順番が来ると別室に移動します。
多くの人はホタテ丼と焼きホタテを頼むので、
各席にはロースターが備えられています。
![](https://shumoty.com/wp-content/uploads/2023/05/IMG_0823-1024x768.jpg)
これが焼きホタテですね。
プリップリのホタテは鮮度抜群。
焼き方は店員さんが丁寧に教えてくれます。
郷に入っては郷に従え、と言うことで、
バターと醤油を垂らして焼けるまで待ちます。
![](https://shumoty.com/wp-content/uploads/2023/05/4dbed2e657457884e67137d3514119b3-1-1024x768.jpg)
というわけで焼きホタテが出来るまで、
ホタテ丼を食べてみましょう。
食感は思ったより「サクサク」という感じ。
ふにゃふにゃした印象を持っていましたが、
意外にもしっかりとした食感があります。
ご飯と一緒にかきこむとホタテの甘みが!
他のところで食べるホタテとの違いは、
圧倒的な食感と甘みです。
苦味やエグ味は一切なく、
シンプルだけど存在感のある味わいです。
美味しい猿払のホタテを通販で買うならこちら!
![](https://www17.a8.net/0.gif?a8mat=3N1OBS+C8KSFM+CO4+15XK4X)
プロレスラーの長州力さんが、
「これ食ってみな、飛ぶぞ」と言ったのは、
あながち間違いではありません。
食ってみな、飛ぶぞ。
![](https://shumoty.com/wp-content/uploads/2023/05/IMG_0826-1024x768.jpg)
続いて焼きホタテを食します。
15分ほど待ったでしょうか。
グツグツと音を立てて焼きホタテが完成!
艶やかなホタテ丼と比べ、
ふわふわの食感でバター醤油と、
焼きホタテの風味が体全体を幸せにします。
あれだけ水分が抜かれたはずのホタテですが、
乾くことなくみずみずしいのは新鮮だからこそ。
さるふつまるごと館へ行ったら、
絶対にホタテ丼と焼きホタテを食べましょう。
▼ふるさと納税でホタテが買えます!
さるふつまるごと館への行き方
猿払村でホタテを食べるなら、
さるふつまるごと館が一番オススメです。
稚内からの最短ルートは道道1077号線で、
オホーツク海まで出て国道238号線に合流。
そこから海沿いを走って向かうルートです。
しかし圧倒的なオホーツク海の美しさを感じるなら、
ずっと国道238号線を走るルートです!
■さるふつまるごと館の詳細はこちら
![](https://shumoty.com/wp-content/uploads/2023/05/IMG_0836-1024x768.jpg)
ホタテに舌鼓した後はお口直し。
さるふつアイスゴマ味をいただきます。
味わいは意外にすっきり!
良くあるコクが異常に強いアイスではなく、
ちょうど良い甘さとすっきりさを兼ねています。
▼ふるさと納税で買うことができます!
一度食べてみてください。
他のアイスが食べられなくなります。
ゴマアイスが抜群に美味しかったです。
さるふつまるごと館
・営業時間:9時00分~17時30分
・駐車場:あり
・価格帯:2,500円程度/1人
・URL:こちら
猿払のホタテは他より美味しいのか?
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同じ日の夜。
とある北海道の街で焼きホタテを食べました。
もちろんこのお店のホタテも美味しいですが、
やはり猿払のホタテが一番美味かったです。
なぜ猿払のホタテは美味しいのか?
村のサイトに猿払ホタテの特徴が書かれています。
日本有数の水揚げ量を誇る猿払村の天然ほたて貝は、低水温のオホーツク海で育つため身が締まり肉厚で、甘みと旨みの強い美味しいほたてになります。
https://www.vill.sarufutsu.hokkaido.jp/hotnews/detail/00000393.html
繊維がしっかりしていることから歯ごたえ抜群で、お刺身をはじめ、バター焼きや塩ふり焼・フライなどにしても美味しい逸品です。
確かに身の引き締まったホタテは、
噛めば噛むほど甘みと旨みが出てきて、
食べ応えがありました。
![](https://shumoty.com/wp-content/uploads/2023/05/afb3cdb1ffd811ab9984e626bda8ab8e-1024x583.jpg)
農林水産省のサイトを参照してみると、
育てて獲る漁業へ転換、と記載がありました。
猿払村のホタテ漁の一番の特徴は「育てて獲る」漁業であること。ホタテの種苗を1年かけて海中で育て、一定の大きさの稚貝になったら、それを海に放流し、適切な管理の下で大きく育ててから水揚げします。猿払村沿岸の海底は砂よりも小砂利が多いため、海がしけた時でも稚貝に砂が被りにくく、ホタテの育成に向いているという環境面での利点があります。
https://www.maff.go.jp/j/pr/aff/2202/spe1_04.html#:~:text=%E7%8C%BF%E6%89%95%E6%9D%91%E3%81%A7%E6%B0%B4%E6%8F%9A%E3%81%92%E3%81%95%E3%82%8C,%E7%8D%B2%E3%82%8B%E3%80%8D%E6%BC%81%E6%A5%AD%E3%81%A7%E3%81%82%E3%82%8B%E3%81%93%E3%81%A8%E3%80%82
これは昭和中期にニシンやホタテの不漁が続き、
村の経済が停滞してしまったことから、
稚貝から育てて獲ることで安定した供給を実現し、
国内No. 1の漁獲量を維持しているそうです。
気軽に食べてしまいましたが、
漁業関係者の努力があっての食卓なんですね。
ありがたくいただきましょう。
ちなみに農水省のホームページでは、
こうした豆知識を閲覧できるので、
ぜひ覗いてみると面白いですよ!
▼東急グループのふるさと納税も人気です!
![](https://www10.a8.net/0.gif?a8mat=3TB2TX+79DBCI+55PU+5ZMCH)
猿払村で行きたいスポット
![](https://shumoty.com/wp-content/uploads/2023/05/IMG_0846-1024x768.jpg)
最後にホタテだけじゃない!
猿払村に行ったら絶対行きたいスポット!
それは通称・エヌサカ線と言われる、
猿払村道の一つです。
全長16kmにも及ぶ村道で、
周囲には一面の牧草地帯と、
時折見える海岸が魅力となっています。
北海道の中でもトップクラスに有名な道で、
毎年多くのライダーが訪れています。
■エヌサカ線の詳しい情報はこちら