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【テレビで話題沸騰】平均年収ランキング日本第6位!北海道猿払村のホタテは凄い!?

皆さんは北海道宗谷郡猿払村をご存知ですか?

日本最北端の街・稚内から車で50分。
人口2,670人の小さな自治体で、
日本最北の「村」でもあります。

そんな猿払村はとあることで有名です。

それは・・・年収が異様に高い、ということ。

猿払村の平均年収は約813万円
平均ですよ・・・?

僕なんかより全然多い・・・

この平均年収は日本トップクラスで、
2022年に総務省が発表した資料によると、
全国第6位なんだそう!

そこで疑問が生まれました。

なぜ猿払村がそこまで年収が高いのか?

それはホタテ漁が盛んだから。

ホタテと言えばプリプリした見た目に、
濃厚な甘みを感じる人気の貝類で、
寿司屋でも常に人気のメニューであり、
年中を通して需要が高い魚介類です。

今回は寿司ネタでホタテが最も好きな筆者が、
日本一のホタテ水揚げ量を誇る猿払村に潜入!
そこで出会った猿払のホタテは他と違うのか?
そして猿払で感じたことをレポートします。

猿払村とは?

そもそも猿払村はどこにあるのか?

宗谷岬で知られる宗谷郡にある自治体で、
人口は2023年現在2,670人。
面積は590k㎡で北海道の村では最も大きく、
主な産業に漁業・農業・酪農があります。

農林水産省の発表によれば、
漁業従事者数は109人とのことですが、
村を走っていると至る所に港や加工施設があり、
漁業全体が盛んであることが伺えます。

天候に関しては、
オホーツク海に面しており、
夏場は30度を超える日もありますが、
冬場はマイナス20度まで下がるほど寒いです。

一方で財政破綻した夕張もある

猿払村への行き方

猿払村へ行くのは難易度高めです。
新千歳空港からは高速を乗り継いで、
片道なんと5時間半!

とんでもなく遠いのです。

ちなみに札幌から行くと7時間かかります。

北海道はでっかいどう、
なんていうキャッチコピーがありましたが、
マジでデカすぎる

なので猿払のホタテを現地で食べたい!
そんな方は稚内空港から行きましょう。
稚内空港は羽田や新千歳も飛ばしているので、
稚内から車で行くことをお勧めします。

▼猿払村へ行くならレンタカーがオススメ!

■猿払村への行き方はこちら
(遷移先:猿払村役場)

猿払村でホタテを食べる

さるふつまるごと館へ

前日稚内に泊まった我々はホタテを求め、
さるふつまるごと館へ!

ここはお手軽に猿払のホタテを味わえる、
道の駅に隣接した施設です。

お昼少し前に到着し、いざ店内へ!
こぢんまりとした店内ですが、
お土産やお目当てのホタテがいっぱい!
ホタテ好きからしたら最高のスポットです。

こちらが猿払で水揚げされたホタテ丼
どうですか?ツヤがあり、見た目が完璧!

程よくスライスされたホタテと、
真ん中に鎮座したホタテ。
これでもかと言うほどホタテが乗っており、
彩りのために添えられたイクラが可愛いです。

こちらのふるさと館では、
店内のレジにてメニューを選んで、
順番が来ると別室に移動します。
多くの人はホタテ丼焼きホタテを頼むので、
各席にはロースターが備えられています。

これが焼きホタテですね。
プリップリのホタテは鮮度抜群。
焼き方は店員さんが丁寧に教えてくれます。
郷に入っては郷に従え、と言うことで、
バターと醤油を垂らして焼けるまで待ちます。

というわけで焼きホタテが出来るまで、
ホタテ丼を食べてみましょう。
食感は思ったより「サクサク」という感じ。
ふにゃふにゃした印象を持っていましたが、
意外にもしっかりとした食感があります。
ご飯と一緒にかきこむとホタテの甘みが!
他のところで食べるホタテとの違いは、
圧倒的な食感と甘みです。

苦味やエグ味は一切なく、
シンプルだけど存在感のある味わいです。

プロレスラーの長州力さんが、
これ食ってみな、飛ぶぞ」と言ったのは、
あながち間違いではありません。

食ってみな、飛ぶぞ。

続いて焼きホタテを食します。
15分ほど待ったでしょうか。
グツグツと音を立てて焼きホタテが完成!

艶やかなホタテ丼と比べ、
ふわふわの食感でバター醤油と、
焼きホタテの風味が体全体を幸せにします。
あれだけ水分が抜かれたはずのホタテですが、
乾くことなくみずみずしいのは新鮮だからこそ。

さるふつまるごと館へ行ったら、
絶対にホタテ丼と焼きホタテを食べましょう。

▼ふるさと納税でホタテが買えます!


さるふつまるごと館への行き方

猿払村でホタテを食べるなら、
さるふつまるごと館が一番オススメです。

稚内からの最短ルートは道道1077号線で、
オホーツク海まで出て国道238号線に合流。
そこから海沿いを走って向かうルートです。
しかし圧倒的なオホーツク海の美しさを感じるなら、
ずっと国道238号線を走るルートです!

■さるふつまるごと館の詳細はこちら

ホタテに舌鼓した後はお口直し。
さるふつアイスゴマ味をいただきます。
味わいは意外にすっきり!
良くあるコクが異常に強いアイスではなく、
ちょうど良い甘さとすっきりさを兼ねています。

▼ふるさと納税で買うことができます!


一度食べてみてください。
他のアイスが食べられなくなります。
ゴマアイスが抜群に美味しかったです。

さるふつまるごと館
・営業時間:9時00分~17時30分
・駐車場:あり
・価格帯:2,500円程度/1人
・URL:こちら

猿払のホタテは他より美味しいのか?

同じ日の夜。
とある北海道の街で焼きホタテを食べました。
もちろんこのお店のホタテも美味しいですが、
やはり猿払のホタテが一番美味かったです。

なぜ猿払のホタテは美味しいのか?
村のサイトに猿払ホタテの特徴が書かれています。

日本有数の水揚げ量を誇る猿払村の天然ほたて貝は、低水温のオホーツク海で育つため身が締まり肉厚で、甘みと旨みの強い美味しいほたてになります。
繊維がしっかりしていることから歯ごたえ抜群で、お刺身をはじめ、バター焼きや塩ふり焼・フライなどにしても美味しい逸品です。

https://www.vill.sarufutsu.hokkaido.jp/hotnews/detail/00000393.html

確かに身の引き締まったホタテは、
噛めば噛むほど甘みと旨みが出てきて、
食べ応えがありました。

農林水産省のサイトを参照してみると、
育てて獲る漁業へ転換、と記載がありました。

猿払村のホタテ漁の一番の特徴は「育てて獲る」漁業であること。ホタテの種苗を1年かけて海中で育て、一定の大きさの稚貝になったら、それを海に放流し、適切な管理の下で大きく育ててから水揚げします。猿払村沿岸の海底は砂よりも小砂利が多いため、海がしけた時でも稚貝に砂が被りにくく、ホタテの育成に向いているという環境面での利点があります。

https://www.maff.go.jp/j/pr/aff/2202/spe1_04.html#:~:text=%E7%8C%BF%E6%89%95%E6%9D%91%E3%81%A7%E6%B0%B4%E6%8F%9A%E3%81%92%E3%81%95%E3%82%8C,%E7%8D%B2%E3%82%8B%E3%80%8D%E6%BC%81%E6%A5%AD%E3%81%A7%E3%81%82%E3%82%8B%E3%81%93%E3%81%A8%E3%80%82

これは昭和中期にニシンやホタテの不漁が続き、
村の経済が停滞してしまったことから、
稚貝から育てて獲ることで安定した供給を実現し、
国内No. 1の漁獲量を維持しているそうです。

気軽に食べてしまいましたが、
漁業関係者の努力があっての食卓なんですね。
ありがたくいただきましょう。

ちなみに農水省のホームページでは、
こうした豆知識を閲覧できるので、
ぜひ覗いてみると面白いですよ!

▼東急グループのふるさと納税も人気です!

猿払村で行きたいスポット

最後にホタテだけじゃない!
猿払村に行ったら絶対行きたいスポット!
それは通称・エヌサカ線と言われる、
猿払村道の一つです。

全長16kmにも及ぶ村道で、
周囲には一面の牧草地帯と、
時折見える海岸が魅力となっています。

北海道の中でもトップクラスに有名な道で、
毎年多くのライダーが訪れています。

■エヌサカ線の詳しい情報はこちら

  • この記事を書いた人

Shumoty

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