旅行

【2024年 最新版】ANAで予約したのにSNA運航?!SNA運航って一体何?!

皆さん、旅行していますか?

私はここ最近出張の嵐で、ほとんど旅行には行けていませんが、おかげで飛行機に乗る機会はドンと増えました。今回はANAから予約したのに「SNA運航」と書いてある、、まあまあ謎な航空会社・ソラシドエアを正直レビューしていきます。

SNA運航ってなに?

ANA公式アプリから抜粋

まずSNA運航とは何か?そこから話を始めていきましょう。ANA公式サイトやANAアプリから航空券を購入したはずなのに実際に乗ってみたら『SNA運航』と書かれている。でも便名はANA〇〇(数字)って書かれているし...これは一体何なのか?

答えはコードシェア便です。

前回の記事でアイベックスエアラインズのコードシェア便について解説していますので、詳細は割愛しますが、ANAと提携している航空会社が共同で便を運航することです。この場合ではANAと SNAなる航空会社が共同で便を運航しているということです。

ではSNAというのは何か?

それはソラシドエアという宮崎県宮崎市に本社を置く航空会社の略称です。

ソラシドエアとは?

ソラシドエア公式サイトより

このソラシドエアは宮崎県に本社を置く九州エリアに強い航空会社です。同社の創業は1997年、平成9年のことでした。JAL、ANAと日本を代表するフラッグシップが出来てから新規参入が少なかった航空業界に彗星の如く現れたスカイマークや北海道のご当地航空会社であるエアドゥに続く航空会社として産声を上げました。創業当初の社名は「スカイネットアジア航空」という名前で、その当時の社名をもじって「SNA(スカイネットアジア航空)」となったわけです。

2015年に社名をスカイネットアジア航空からソラシドエアに変更し、現在までに九州エリアを中心に東京・沖縄・名古屋など11都市を結んでいます。
2022年に北海道のフラッグシップであるエアドゥと経営統合され、リージョナルプラスウイングス社が設立。北と南の地域航空会社がひとまとめになった歴史的な統合でした。

ソラシドエアに乗ってみた

座席が広い

まず最初に思ったのは座席が広いということ。ソラシドエアはLCC(ローコストキャリア)ではなく、MCC(ミドルコストキャリア)に該当する航空会社なので、前との間が極端に狭いLCCとは違い、JALやANAと同じくらいの充実した広さがあります。私は前の座席の下にバッグを入れることが多いのですが、お土産でパンパンになったバッグでも余裕を持って入れられるのが嬉しいポイントです。

羽田を使えるのが大きい

羽田空港に着陸する機内

ソラシドエアは成田空港ではなく、羽田空港から発着します。そのためわざわざ成田空港まで行く必要もないのが高評価!LCCだと成田空港まで行かなくてはならないので、都心の方はソラシドエアで九州に行くのもアリだと思いますよ!

機内サービスが良い

ソラシドエアに乗るとアゴユズスープを飲むことができます(夏場のシーズンでも提供)。これは長崎県産のトビウオから取れるアゴダシと大分県産の柚子を使ったオリジナルスープ。魚系の奥深い味わいに柚子のキレが強い香りがベストマッチしており、何回でも飲みたくなるスープです。

また機内モニターはないものの、Wi-Fiをオンにすれば「ソラタイム」という名のコンテンツにアクセスすることができます。ソラタイムでは動画やオーディオといったサービスを受けられるほか、フライトマップで今どこを飛行しているかを見ることが出来ます。実際に使ってみましたが、接続が若干面倒でした。Wi-Fiをオンにしてもインターネットに接続できるわけではないので、その点はJALやANAの方が良かったです。

客室乗務員のレベルが高い

写真はイメージです

過去3回乗ったことがありますが、客室乗務員の方々のホスピタリティの高さには驚きます。一人ひとり丁寧に対応しており、適度な距離感で接してくれるので、必要以上に気を使う必要もありません。ちなみに気のせいだとは思いますが、ソラシドエアのパイロットの着陸は他航空会社よりも上手いと思います。

定時運航率もまあまあ

私は長崎空港から羽田空港までのSNA運航を利用しましたが、スムーズな搭乗もあってかスポット到着が5分早くなりました。定時運航率も国内の航空会社では中位です。この点はスカイマークが圧勝しています。

スカイマークのまとめ記事はこちら

マイレージは通常通り貯まる

SNA運航とはいえ、ANA公式サイトやANAアプリから購入していればANAのマイレージを貯めることが可能です。私はANAのマイレージを貯めているので、これはありがたいです。もちろんANAラウンジを使用することも可能です。

まとめ

SNA運航と言われて「なにそれ?!」となる方もいらっしゃると思いますが、航空会社が変わるだけでサービスや特典に大きな影響はありません。ANAでは下記の航空会社とコードシェアをしているので、乗る路線によってはANAの機体ではありませんが、安心して搭乗すれば良いと思います。以下にコードをシェアしている航空会社の該当路線を記しましたので、予約される際の参考にしてみてください。(※いずれも2024年9月現在/ANA公式サイトより抜粋)より詳細な情報が知りたい方はANAのサイトにあるコードシェアについての記事を読むとわかりやすいです。

・IBX運航→アイベックスエアラインズ
<コードシェア便運航路線>
札幌(新千歳)⇔仙台
東京(成田)⇔仙台
大阪(伊丹)⇔仙台、福島、新潟、福岡、大分、鹿児島
名古屋(中部)⇔仙台、松山、福岡、大分、鹿児島
仙台⇔広島、福岡
福岡⇔新潟

・ADO運航→エアドゥ
<コードシェア便運航路線>
東京(羽田)⇔札幌(千歳)、旭川、函館、女満別、帯広、釧路
札幌(千歳)⇔仙台、神戸
名古屋(中部)⇔札幌(千歳)、函館

・SNA運航→ソラシドエア
<コードシェア便運航路線>
東京(羽田)⇔大分、熊本、長崎、宮崎、鹿児島、沖縄(那覇)
名古屋(中部)⇔宮崎、鹿児島
沖縄(那覇)⇔名古屋(中部)、神戸、宮崎、福岡、鹿児島、石垣

・ORC運航→オリエンタルエアブリッジ
<コードシェア便運航路線>
長崎⇔対馬、五島福江、壱岐
福岡⇔対馬、小松、五島福江、宮崎

・SFJ運航→スターフライヤー
<コードシェア便運航路線>
東京(羽田)⇔大阪(関西)、北九州、福岡、山口宇部線
名古屋(中部)⇔福岡

・JAC運航→日本エアコミューター
<コードシェア便運航路線>
鹿児島⇔種子島、屋久島、喜界島、沖永良部、与論、奄美、徳之島
奄美⇔喜界島、徳之島
奄美⇒与論*1
沖永良部⇔徳之島、沖縄(那覇)
沖縄(那覇)⇒奄美*2
福岡⇔屋久島
*1.奄美発の片道のみの運航となります。
*2.沖縄(那覇)発の片道のみの運航となります。

・AMX運航→天草エアライン
<コードシェア便運航路線>
天草⇔福岡、熊本

  • この記事を書いた人

Shumoty

あなたの知らないニッポンの地域にまつわるハナシを紹介していくポータルサイトです。これさえ見れば明日友だちに話したくなる情報や、思わず旅に出たくなることまで手に入れられるかも?!「旅行」、「移住」、「バイク」、「グルメ」。さあ、あなたの知らないニッポンの魅力再発見の旅に出よう。

-旅行