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【2024年最新版】大丈夫?!大分空港で買える「りゅうきゅう」食べてみた結果...

皆さんは大分空港に売っている「りゅうきゅう」を知っていますか?

りゅうきゅう、とは大分県が誇る郷土料理の一種で、ブリやアジ、サバといった魚を生姜や醤油、砂糖、炒りごまなどと混ぜて作った「りゅうきゅう」のタレに漬け込んで食べます。

以前ご紹介した福岡県のごまさばとは違い、その時季に旬となるアオモノ魚を使うことで一年を通して県民に愛されています。県内のスーパーやネット通販でも「りゅうきゅうのタレ」として販売されており、手軽に味わえるのが特徴です。

とはいえブリやアジ、サバといったアオモノ魚は傷みが早く、ごまさば同様早めに食べておく必要があります。というわけで今回は大分県で愛されるりゅうきゅうを大分空港で購入できるけど、それって食べて大丈夫...?という方に向けてレビューしたいと思います。実店舗で食べたりゅうきゅうと比較して、どうなの?という部分も紹介していきます。

ぜひ最後までご覧ください!

福岡の郷土料理もあります

大分空港で売っている「りゅうきゅう

大分空港は九州地方の空港の中では比較的小さい方に分類されます。就航先は東京(羽田・成田)、大阪、名古屋です。空港から別府や大分市内へは高速バスを利用するか、杵築駅までタクシーなどで向かい、電車で行く必要があり、若干アクセスに難があります。お土産売り場は3階にあり、りゅうきゅうも3階で購入することが出来ます。保安検査場を抜けた先にもこぢんまりとしたお土産屋がありますが、そこには売っていなかったと思います。

今回は大分空港で売っている2種類の「りゅうきゅう」を購入してみました。関さばとアジのりゅうきゅうです。右の「関さばりゅうきゅう」は2,160円、左の「あじりゅうきゅう」は1,050円でした。
関さばりゅうきゅうは要冷蔵、あじりゅうきゅうは要冷凍となります。いずれにせよ早めに食べておいた方が良いでしょう。

関さばのりゅうきゅうを開封!

まずは関さばりゅうきゅうから開封。福岡のごまさば同様、タレに浸かったサバの袋が2つ付いていますね。1個ずつの内容量はそこまで多くないようです。

1つ開封してみました。中身は居酒屋で出てくるお通しを少し増やしたくらいで、あまり多くはなさそうです。サバはタレによく染み込んでおり、美味しそうですね!

内容量はそこまで多くないですが、一つあたりのサバはそこそこ大きいです。プリプリな感じが写真でも伝わりますよね??

一口食べてみると店で食べるよりも味付けが濃くなっており、砂糖なのか若干の甘みも感じられます。単にお酒のアテとして食べるも良し、ご飯をよそってお茶漬け風にして食べるのもアリですね!

ご飯をよそってお茶漬け風にしてみます。見た目はアレですが、そのままではしょっぱいと思ったものが途端にちょうど良い塩梅になりました。美味しいです!ちなみにミョウガや生卵を入れてみるのもオツですよ。味がよりマイルドになりながらもミョウガの爽やかさがりゅうきゅう本来の味わいをより引き立ててくれます。

<総評>
・全体的にはごまさばに比べ量が少なめ
・2袋を開けてようやく1人分くらいの量
・そのままだと味は濃いめ(お酒のアテ)
・お茶漬け風にすると本領発揮する

あじのりゅうきゅうを開封!

続いてあじのりゅうきゅう。こちらは要冷凍でしたが、味はいかがでしょうか。袋を開けると出てきたのはこれ。刺身のパックみたいな見た目ですね。それと謎の袋が付いています。

開封してみると一つの袋にギッシリとあじのりゅうきゅうが詰まっていることがわかります。開封したらすぐ食べたほうが良さそうです。

同じ皿に盛ってみました。かなりボリュームがあると同時に溢れんばかりのタレが出てくるので深めの皿を使うことをオススメします。
一口食べてみると想像通り、味が深くまで染み込んでおり、かなり濃いめな印象です。でもさばのりゅうきゅうと比べるとクセもなく食べやすいです。

冒頭で銀色の謎小袋が出てきましたよね?これはお茶漬けの素でした。永谷園のお茶漬けを想像していただければと思いますが、そこにワサビの風味が加わった味です。
お茶をかけても良いのですが、ご飯を多めに盛ってそのままカッ喰らう方が味をダイレクトに楽しむことができます。

<総評>
・一袋だが、内容量は多め
・そのままだと味は濃いめ
・お茶漬けの素を入れて食べるとと味わいが倍増する
・価格もサバより安いため手に取りやすい

りゅうきゅうの歴史

ここまで大分空港で買ったりゅうきゅうのレビューをしてきましたが、そもそもりゅうきゅうって何じゃい?と言う方もいらっしゃると思いますので、幾つかの文献を交えながらご紹介していきます。
農林水産省の「うちの郷土料理」を参照するとりゅうきゅうは瀬戸内海に面した大分県で水揚げされるアジやタイといった魚を醤油みりんごましょうがで作るタレと和えて食べるとあります。以前ご紹介した福岡県の郷土料理「ごまさば」と似ていますが、ごまさばとは味わいが少し異なります。

「りゅうきゅう」の由来はその昔、大分の漁師が沖縄(当時の琉球)の漁師から作り方を教わり、その後大分に持ち帰ったからとされています(諸説あります)。

大分県内のスーパーでは当たり前のように「りゅうきゅうのタレ」やりゅうきゅう用の刺身が置いてあります。実際に別府市内の居酒屋でも刺身の盛り合わせにりゅうきゅうのあじが出てきました。

それがこちらです。
二層になっているのでわかりづらいですが、下の段にりゅうきゅうがあります。これが美味しいんですよね。絶妙な甘さがありますが、くどくないためパクパク食べてしまいます。
この居酒屋に限らず市内の人気居酒屋ではほとんどりゅうきゅうを食べることができます。まさに県民のソウルフードです。

大分空港でも食べられるりゅうきゅう

大分空港の3階にあるレストラン街ではりゅうきゅう丼を食べることができます。私は隣にある鮨屋に気を取られてそちらへ行ってしまいましたが、「あ!りゅうきゅう食べ忘れた!」と言う方は大分空港の「和風レストランなゝ瀬」に行ってみてください。

和風レストランなゝ瀬
・住所:国東市安岐町下原13
・営業時間:10時00分~19時30分(LO:19時)
17時30分~19時45分(LO:19時15分)
      ※日曜日のみ
・定休日:不定休
・支払方法:クレカ・PayPay可(一部使用不可)
・公式サイト:こちら

▼ご自宅で「りゅうきゅう丼」はいかがですか?

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Shumoty

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