令和6年能登半島地震により被災された皆様に心からお見舞い申し上げます。
本記事は2024年1月に大幅な加筆を行い、公開しております。
今回は「観光」とは違った視点「移住」をテーマに石川県について考察していきます。
観光立県であり、北陸有数の大都市・金沢市を抱える石川県は果たして住みやすいのか?
石川旅行の記事は下記から!
石川県とは?
前編のおさらいも含めて、石川県とはどんなところか紹介します。
石川県は本州のほぼ中央部、日本海側に位置します。地勢は南北に細長く、面積は約4,185平方キロメートル。総人口は、1,163,968人(平成22年4月1日現在)です。県庁所在地である金沢市には、国の出先機関、金融・企業の支店など、中枢機能が集中しており、行政面・経済面において北陸3県の中核的な存在となっています。
https://www.pref.ishikawa.lg.jp/investishikawa/j/outline/index.html
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東京からは北陸新幹線、大阪からは特急サンダーバード、名古屋からは特急しらさぎ。
特別アクセスしやすい場所とは言えないものの、三大都市圏から直接アプローチできる便の良さから近年注目を浴びています。
現在、北陸新幹線は延伸を続けており、将来的には福井や敦賀を経て新大阪に繋がる予定です。そうすれば太平洋側は東海道新幹線、日本海側は北陸新幹線が。それぞれで東京-新大阪を結ぶことになります。
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石川県は大きく分けて3つの地域に分類できます。
下記「いしかわ暮らし情報ひろば」の情報を参照すると、
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北から能登空港を中心とした奥能登・中能登、金沢駅を中心とした金沢近郊、小松空港を中心とした加賀・白山ろくとなっています。
今回の記事ではこの分類に則って説明します。
疑問:石川県は住みやすいのか?
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石川県は住みやすいのか?
自治体の住みやすさを投稿できるスマイティによれば、
金沢市は3.84(5段階中)となっています。
県庁所在地の金沢市は石川県におけるヒト・モノの中心ですので、住みやすいかと思います。
市内にはいくつもスーパーマーケットや病院が点在していますし、幹線道路沿いにもお店が集中しています。
学術においても国立大学の金沢大学を中心に市内にいくつか大学がありますので、学びという面でもいいでしょう。
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一方で、先述した奥能登・中能登などは過疎化が進んでいますし、東京や大阪などの都市圏からも距離的に遠いです。
能登地方は都市圏と一線を画して暮らしていく上ではいいかもしれませんが、
気軽に東京や大阪に行きたいと思っている人には不向きと言えるでしょう。
また小松市や白山市の加賀・白山ろくエリアは金沢に比較的近い上、
今後北陸新幹線の駅が出来るので利便性は向上するでしょう。
ちなみに大学時代から石川県金沢市に住んでいる僕の友人は下記のように言っていました。
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金沢市近郊であればスーパーも病院もあるので住みやすいと思う。市内移動はバスで事足りるので、生活に不便さを感じたことはない。
なので、ここまでの話を総括すると「金沢市周辺は住みやすい」「小松・加賀周辺は今後住みやすくなる」と言えそうです。
では本当に金沢市や小松市だけが住みやすいのか?
移住する目的は「都心からの利便性」だけではないと思いますので、各エリアの観光地を紹介しつつ分析していきます。
能登エリア(奥能登・中能登)
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能登周辺の中心都市は輪島市や珠洲市、七尾市です。
このうち七尾市は和倉温泉があり、観光都市としても有名です。
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七尾市
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和倉温泉は全国有数の高級温泉街ですが、日帰り入浴施設や可能施設も多く県内からも遊びに行く人がいます。
付近には能登島もあり、観光地としては最適な環境と言えます。
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・和倉温泉の詳細はこちら
・和倉温泉で日帰り入浴したい方はこちら
・七尾市に移住したい方はこちら
海鮮丼も美味しいし、能登島には水族館もあって家族で楽しめる!
珠洲市
次に珠洲市。
こちらは能登半島の突先にある自治体です。
アクセスは比較的悪く、
主な観光地と言えば「禄剛埼灯台」。
人口も最盛期の3万人から大きく減り、今は1万数千人となっています。
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禄剛埼灯台には東京、上海、釜山と各都市までの直線距離を示す標識があります。
これはこれで面白いのですが、こぢんまりとした観光地といった印象です。
都会の喧騒を離れて日本海を見ながらゆったり過ごしたい方にはオススメと言えるでしょう。
・珠洲市に移住したい方はこちら
過疎化が進んでおり、ちょっと寂しい街並みだけど落ち着いて過ごせそう!
輪島市
能登エリア最後の紹介は輪島市。
輪島市と言えば全国的に有名な輪島の朝市があります。
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このほか白米千枚田と言う観光スポットがあります。
岸壁に連なる棚田が有名で、僕が行った時にも稲刈りをしている方がいました。
ここには小泉純一郎氏、安倍昭恵氏などが千枚田オーナーとなってマイ田んぼを所有しており、それらを見つけるのも楽しいです。
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千枚田名物のたい焼きも非常に美味です。
そんな輪島市は朝市や千枚田など観光スポットも充実。能登エリアの中では人気の街です。
人口は2万数千人で減少傾向ですが、春夏秋冬季節の移ろいを感じながら過ごせます。
・輪島市に移住したい方はこちら
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観光地もいっぱいで楽しい街という印象!
金沢近郊エリア
続いて金沢市近郊のエリアをご紹介します。
金沢市
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金沢市は何度も紹介していますので、
軽くおさらい程度に。
金沢駅を中心に香林坊、片町など繁華街が続きます。
また写真は近江町市場ですが、普段は観光客で大混雑しています。
グルメ・暮らし・お出かけ、
どれにも適した街で、金沢市に住んでいれば問題なく生活できます。
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人口も微増しており、付近の野々市市・内灘町を含めて都市圏を形成しています。
個人的には「のと里山海道」がお気に入りです。金沢市じゃないですけど・・・車でスグの距離です。
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・金沢市に移住したい方はこちら
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何より東京、大阪、名古屋の全部に出られるのが大きいよね!
加賀・白山ろくエリア
最後に小松市を含む加賀・白山ろくエリアについて。
このエリアでの主な都市は小松市、加賀市など。
小松市
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小松市は世界的な建設機械メーカーの「KOMATSU」で知られる街です。
KOMATSUは現在東京都に本社を置いていますが、事業所や工場は小松市にもあります。
人口も10万人を超えており、隣接する白山市と並んで経済圏を形成しています。
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小松空港は羽田、札幌、福岡、那覇など主要都市にも満遍なく就航しているので、
県外への旅行もしやすいと思います。
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・小松空港についてはこちら
・小松市に移住したい方はこちら
世界のKOMATSUですよね!企業城下町・小松市は働き口が多そう。
加賀市
最後に加賀市をご紹介します。
加賀市は加賀百万石で知られる山代温泉や山中温泉などの温泉街がある自治体です。
2024年春完成予定となる北陸新幹線「加賀温泉駅」もあり、今後開発が進むと思われます。
人口は6万人で微減ですが、このような新たな交通網の発達は街に活気をもたらします。
このエリアは文化圏も関西に近いので、大阪にもいきやすくなりますね。
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・加賀市に移住したい方はこちら
新幹線開通で街に新たな文化が生まれそう・・・!
石川県はグルメもオススメ
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グルメも石川県の人気の一つです。
こちらは七尾市で食べた海鮮丼ですが、このボリュームでリーズナブル。
東京都心で食べようとすると2000円以上はするでしょう。
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こちらは金沢市のオイスターバーで食べた盛り合わせ。
これだけ鮮度抜群の牡蠣を食べたのは久しぶり・・・海の幸が豊富な県だからこそこだわっています。
石川県は豊かな漁場で知られる日本海に面した県ですから、当然のように海の幸が美味しい。
それに加え、能登牛やαのめぐみと言ったブランド豚まであります。
言わずもがな、日本酒は新潟と並んで有名ですし、グルメ好きの方からすれば一生あっても食べきれないほどのグルメに巡り会えます。
結論:石川県は全国的に見ても住みやすい
ここまで観光・グルメで紹介してきましたが、いざ住むとなるとどうなのか?
47都道府県すべてを回ってきた筆者が思うに石川県は住みやすい方だと思います。
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石川県に住むデメリット
もちろん冬場は豪雪地帯でもあるので、雪かきやら路面の凍結やらで大変です。
また夏場は雷雨も多く、雷嫌いの人には滅法向かないと思います。
それでも豊かな観光資源、世界的企業の工業地帯、海と山の織りなすグルメ。
そのどれもが一級品です。
近年、全国の自治体は移住に力を入れています。
定住人口が増えれば資源が増えますので、自治体は財源を用いて必死に移住合戦を繰り広げています。
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2020年から現在まで巻き起こっている新型コロナウィルスの影響で、
わざわざ出社しなくても良い企業も増えました。特に大都市圏の企業はリモートの傾向が強まっています。
そんな今だからこそ移住を検討してみてはいかがでしょうか?
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場所にとらわれない働き方、もう始まってます。
![](https://www10.a8.net/0.gif?a8mat=3HRD5K+1Y965U+3JN0+6AJV5)
マスコミ系の求人もいっぱいあります。石川県。
それでは次の記事でお会いしましょう。