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GALA湯沢スキー場。
関東民なら一度は聞いたことがある、
このGALA湯沢という名前。
新潟県越後湯沢にあるスキー場の名称です。
僕も学生時代に行ったことがあり、
スキー場としてはとても楽しかったです。
そんなGALA湯沢がある越後湯沢は、
シーズンオフの時には何をしているのか?
ふと気になってしまったので、
8月に行った際のレポートをお送りします。
訪れてわかった越後湯沢(湯沢町)の魅力、
そしてコロナ禍で増加した移住者。
あなたも知らない越後湯沢事情をレポート。
一体、シーズンオフの越後湯沢に何があるの?!
そもそも越後湯沢ってどこ?
越後湯沢はあくまで駅名であり、
自治体名は南魚沼郡湯沢町です。
湯沢町は人口7,000人強で、
苗場スキー場、GALA湯沢など、
豪雪地帯を生かした産業が有名です。
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湯沢町の中心駅となるのが、
上越新幹線、北越急行の越後湯沢駅です。
上越新幹線は「とき」と「たにがわ」が、
北越急行はほとんどの列車が停車します。
越後湯沢駅の1日の利用者数は、
2,859人(JR・北越急行合計)で、
意外にも利用者数が多くいます。
東京からは上越新幹線で最速74分。
非常にアクセスが良い街です。
圧倒的なスキー場の存在感
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先述した通り、
湯沢町の主力産業の一つはスキー場。
町内に12ものスキー場を持ち、
冬場には150万人以上が利用します。
そんな湯沢町を代表するスキー産業。
その中でも有名なのは、
GALA湯沢スキー場でしょう。
同スキー場はJR東日本グループの、
株式会社ガーラ湯沢が運営するスキー場。
そのためシーズン中は越後湯沢から支線を通り、
スキー場の目の前まで新幹線が行きます。
それがガーラ湯沢駅です。
ガーラ湯沢駅は12月中旬から翌5月までの営業で、
それ以外は利用できない期間限定の駅です。
新幹線乗り入れできるスキー場は、
全国でGALA湯沢スキー場だけです。
本田翼出演CMでも話題に
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GALA湯沢スキー場といえば、
JR SKI SKIキャンペーンが有名です。
1991年からJR東日本が実施する、
GALA湯沢スキー場への誘客施策です。
これまでに本田翼、広瀬すずなど、
著名なタレントを起用し広告展開してきました。
「ぜんぶ雪のせいだ。」など、
名作キャッチコピーも多数生まれています。
それだけ越後湯沢はスキーで盛り上がる町です。
JR SKI SKIの情報はこちら
忘れてはならない温泉街
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越後湯沢周辺をスキーだけの街、
と言うのは少々野暮すぎました。
越後湯沢といえば温泉街です。
越後湯沢温泉
ここはかの有名な作家・川端康成の名作、
「雪国」のモデルになっています。
「国境の長いトンネルを抜けると雪国であった」
この書き出しはあまりに有名です。
越後湯沢温泉の歴史は長く、
約900年前に発見されて以来、
現在まで湯沢町の大きな産業です。
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駅を降りるとすぐに温泉街があり、
多くのホテルや旅館が立ち並びます。
なんと越後湯沢温泉は、
新潟県の温泉街ランキングでNo.1!
(ゆこゆこランキングより参照)
全国で3番目に温泉が多い新潟で1位です。
オフシーズンでも温泉で人気なのです。
一つの県より多い観光客数
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越後湯沢は僕が知らないだけで、
実はめちゃくちゃ観光客数が多いです。
越後湯沢の2022年の観光客数は、
なんと340万人!
この数字は佐賀県、秋田県など、
1つの県の観光客数よりも多い計算です。
(観光客数出典:湯沢町)
ちなみにコロナ前は、
年間440万人が訪れる一大観光地でした。
今年はコロナ後で活況を取り戻しそうです。
越後湯沢駅周辺を歩く
らしさ全開のコインロッカー
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越後湯沢駅周辺を歩いてみます。
駅のエスカレーターを降りると、
スキーの道具を入れられるロッカーが。
こういう辺りがスキーの街と思わせます。
スキー用ロッカーの台数は多く、
相当な本数を入れておくことができます。
東口は地元民のための街
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まずは東口をチェックしてみます。
駅のロータリーにはタクシーが1台。
駅舎の周りにはマツモトキヨシや、
魚民などのチェーン店がありました。
18時前に訪れましたが、
西口に比べると閑散とした雰囲気です。
アーケード街はのんびりしている
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東口を少し歩くと、
中央通り商店街という商店街があります。
ここは両サイドにお店が並んでおり、
雨風が凌げるアーケードがあります。
![](https://shumoty.com/wp-content/uploads/2023/09/IMG_1889-1024x768.jpg)
商店街の中には焼肉屋や、
ラーメン店、銀行の支店などあります。
というわけで夕飯を食べるため、
商店街の中にあるラーメン屋へ。
新潟といえば燕三条系背脂ラーメンの聖地。
それに似たラーメンをチョイス。
見た目は家系ラーメンに近く、
味わいも醤油がキリッと立ちます。
店の中は僕ともう1人だけでしたが、
その後は続々とお客さんが来ました。
街には人っ子一人歩いていないのに、
一体どこから来るのでしょうか。。
聞こえてくるのは新幹線の音
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商店街でラーメンを食べ終え、
駅から少し歩いたところの写真です。
街灯が道を照らしていますが、
車一つ通っていません。
当然のように人も歩いておらず、
静かな街並みが広がっています。
聞こえてくるのは高速で駅を通過する、
上越新幹線の音だけでした。
バブルの名残が今も残る
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駅のすぐ近くまで歩きます。
近くにはリゾートマンションが並び、
バブル時代の名残を現代に残します。
湯沢町のリゾートマンション建設は、
昭和の終わり頃から始まり、
一時期は「東京都湯沢町」と、
揶揄されるほどの盛況ぶりでした。
現在でも販売されているマンションは多く、
そこそこの値段で取引されています。
西口は温泉地の雰囲気
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西口も覗いてみました。
駅前のロータリーは広く、
旅館の送迎バスが何台か停車し、
お客さんを送っていました。
東口が地元民の街並みだとすると、
西口は温泉街としての趣があります。
駅前には名物・へぎ蕎麦の店や、
トヨタレンタカーなどがあり、
観光地としての顔を持っています。
駅にはたくさんの観光客
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駅に戻りました。
改札外にはお土産物屋があり、
結構大きな規模になっています。
そして何より驚くのが、
街中には人がいなかったのに、
駅にはたくさんの観光客がいたこと。
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駅構内にはこんな人いるの?!
というレベルで人がいます。
スキー利用客ではなく、
越後湯沢温泉の客なんでしょうか。
やはり温泉地としても強い街です。
コロナ禍で移住者が増加!?
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湯沢町は移住者が増え、
転入超過が起こっています。
これはコロナによるリモートワーク、
ワーケーションが後押ししていますが、
そもそも湯沢町の計画でもあったようです。
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湯沢町は移住定住ポータルという、
移住に特化したサイトを運営しています。
「君と一緒に暮らす町」というコピーのもと、
Iターン・Uターンした人のインタビューや、
町での暮らし方などが描かれています。
先述した通り湯沢町は新幹線で最速74分。
1時間ちょっとで都心へ行けてしまいます。
またバブル期のリゾートマンションがあり、
住む場所にも困りません。
湯沢町は移住に適した街だったのです。
■湯沢町移住定住ポータルはこちら
新幹線通勤補助金がある
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湯沢町では首都圏勤務者向けに、
新幹線通勤補助金を出しています。
新幹線が通る自治体では多い補助金ですが、
湯沢町も積極的に補助しているようです。
もちろん対象者は決まっていますが、
基準を満たすと新幹線通勤定期代に、
最長10年で月額5万円支給されます。
湯沢町移住定住ポータルでは、
新幹線通勤者のインタビューもあります。
■新幹線通勤補助金についてはこちら
まとめ「越後湯沢は凄い!」
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僕が知らないだけで、
越後湯沢は凄い場所でした。
スキーシーズン以外も温泉があり、
魅力がたくさんある街なんです。
旅行先としても移住先としても。
湯沢町はとても面白い場所。
ぜひ一度遊びに行ってみては?